四国地方の街道

四国地方の街道について

古くからの四国の玄関口は、淡路島を通って徳島県に入る撫養街道(川北街道とも)で、吉野川沿いに阿波池田まで延びています。他にも四国の沿岸部をぐるりと街道がめぐり、あるいは太平洋側と瀬戸内海側を結ぶ道もありますが、いずれも管理は各地域(藩)に任され、街道の呼び方も区間ごとに変わります。

近世には金毘羅参りが盛んになって全国から参拝客が増え、周辺から金毘羅宮(香川県)に向かう「金毘羅街道」と呼ばれる道が複数存在します。

また、四国八十八霊場をめぐる「遍路道」と呼ばれるものもあります。こちらは本来は巡礼用に整備された道ではなく、ルートも時代により変わりますが、88カ所をまわる総距離は1,200km以上にもなります。

 

四国の街道

伊予街道【徳島県・愛媛県】

【徳島~川之江】徳島から吉野川の南岸に沿い、川之江に至る道。現在の国道192号に重なる道で、北岸を並行する川北街道との合流点・池田は、讃岐や伊予、土佐に通じる交通の要衝。阿波の特産品、藍とたばこを運ぶ重要な輸送路でもありました。

撫養・川北街道【徳島県】

【鳴門~池田】徳島から鳴門海峡を渡って淡路島の福良・洲本・由良を通り、紀伊に至る道(撫養街道・淡路街道とも)と、徳島から吉野川沿いに阿波池田に至る道(川北街道)。鳴門の渦潮や、徳島、うだつの町で有名な脇町を通ります。